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Palliative care in a CCU

ただ今朝の7時、大学最後の課題にひたすら取り組んでおります
睡魔が襲ってきたので(笑)ここらで気分転換にブログをUP
今回の課題のトピックは「Research B」で
「看護研究の計画書」を作成するというもの

ハピが選んだ研究の題材は
「Palliative care in a CCU (coronary care unit)」
~心臓病で苦しんでいる患者さんに緩和ケアを~

緩和ケアというと終末期の癌の患者さんの
「身体的、精神的苦痛を取り除いて最後の時を安らかに迎える手助けをする」
というイメージを持っている方も多いと思いますが
少し前からといってもアメリカでは1990年代からこの緩和ケアを
心不全の患者さんにも適応しようという動きが出てきています
最近では「心不全の患者さんへの緩和ケアとは何か」という具体的な
論文、研究も頻繁に目に付くようになりました

なぜ心不全の患者さんに緩和ケアが必要なのかというと
*年々心不全に苦しんでいる患者さんが増えていっているということ
*心不全と診断された患者さんの予後が極めて悪いということ
一般的に75%の心不全と診断された患者さんは7年以内に死亡する傾向
・81%のNYHAカテゴリーⅣに入る心不全の患者さんは1年以内に死亡する傾向
*心不全の終末期に、ひどい呼吸困難、倦怠感、痛み、精神的ストレス
 に苦しみ、充分コントロールされないまま亡くなる患者さんが多い
ということがあげられます

最近の研究では「CCUで重症な譫妄になった心不全の患者さんの
1年以内の死亡率が高い」
という結果も出されています
ハピはずっと「集中治療室での精神的看護」に興味があって
日本で働いてた頃「譫妄」の研究をしていました
(譫妄-錯覚や幻覚が起きること、ICU、CCUではよく患者さんが
譫妄起こして、点滴を引っこ抜いたり、おかしなことを言ってます)
その時にどんな患者さんが、いつ頃譫妄になって、譫妄の程度はどうだったか
ということを過去の患者さんのカルテを元に統計をとったのですが
CCUで譫妄になった患者さんはほとんど短い期間~数年後に
亡くなっていて、後輩と「うっひゃ~怖っ~」って言ってたことを
これを読んだ時思い出して、すごく納得してしまった

心不全の患者さんへの緩和ケアって不可能に近いとずっと思ってた
医療が進んでいる中で、機械を一時的に装着したり薬で疾患を
コントロールをすることで、元気になって退院する患者さんは多いし
心不全の患者さんの予後をはっきり診断することは難しい、と思ってた
呼吸困難の患者さんにモルヒネを投与することは命を縮めるようなもの
でも機械に囲まれ、苦しんで亡くなっていく患者さんを見ながら
何か他にいい方法はないのか、とジレンマを感じていたのも事実

だけど、大学で文献を読んでいくと「その答え」がちゃんと
「緩和ケア」の中に存在していることに驚いた
-CCUで助けるべき命を支え、その後病気と共存しながらそれぞれの
患者さんにとって意味のある生活ができるよう支え
その中で改めて「死」というものを恐怖を持たずに考える場を与え
最後の時の準備を一緒にする-
Palliative care in a CCU 今の日本では難しいかもしれないけれど
それゆえやりがいがあるのではないかとも思っている

心不全の患者さんへの緩和ケアについて
この機会に海外の文献を少しずつ訳してみようと思います
(翻訳家じゃないから完璧にはいかないけど努力はするつもり…)
課題が終わりしだいブログにアップしていきますね
目ざせ!Palliative care in a CCU !!

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コメント

(Mayさんへ)
ハピも心不全の患者さんへのpalliative careの研究がとっても進んでるなんて、実際に病院で取り組まれてるなんてこっちにくるまで知りませんでした。フリンダース大学はこれに力を入れてるようだから学ぶ価値はあるかな、と。院に行くのが楽しみです♪
Mayさんは「health promotion in palliative care setting」なのですね、それにはハピの知りたい分野を含めいろいろなケースがあるんでしょうね、おもしろそう!文献!?心不全の患者さんへの適応を書いた者ならたくさんありますよ~
鍋でもしながら語りましょう(今ならもれなくこしひかりが食べれます)来週とかどうですか?

投稿: ハピ | 2007年6月27日 (水) 10時20分

興味深いですね!
こっちに来てPalliative careがCCFなどの人にも適応されているのを知り、驚きました。
日本だとがん患者、HIV,最近だとALSとかも含まれていますよね?でも心臓は日本では聞かなかったなあ。

Palliative careは実はどこにでも使えるのかもしれませんね?

ちなみに私はHealth promotion in palliative care settingに興味があります。

いい文献があれば紹介してくださいね^^

投稿: May | 2007年6月27日 (水) 00時12分

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